生まれてはじめて狛江の駅に降りる。泉龍寺別院での故成川哲夫さんの葬儀に参列するために。寒い夜に数百名いや千人近い参列者が粛々と並んでいた。知り合いのほとんどいないお葬式は挨拶で気を紛らわすこともできやしない。
焼香をし、清めのウーロン茶をいただいて退出。土地カンのない狛江を去り、代々木八幡へ移動して洋食の名店「せきぐち亭」で夕食。チキンカツを食べ、旨いとおもいつつ自分の余生を考えてしまう。成川さんの享年65といえば、けっこう自分にもすぐ来る年齢ではないか。あと10年ないわけで、これは毎日精進しないと後悔するぞ、と思いつつ美食しているのは反省していない証拠か。小松原一男の享年56を超えているのだから少しは謹んで暮らすように自戒しないと。
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