2009年12月アーカイブ

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2009年アニドウ忘年会は和の名店「馬来」。参集した面々は(来年国際アニメフェアで功労賞受賞が決まった)小田部羊一さん、(講談社からどんどん写真集が出ている鉄のカリスマ)南正時さん、(学生のアカデミー賞受賞をかさにきてブイブイ言っている)片山雅博教授、(マグマ大使のリマスターDVDを出した)西川口くん、(現代美術館のジブリ関連展のカタログは定番になったデザイナー)彦根大助氏、(無線界、空調界では著名なアニドウWEB管理者石井秀明くん、(「東映動画アーカイブス」を上梓したばかりの)松野本和弘くんなどなどの多彩なメンバーでとん鍋を囲み3時間ほど飲みました。写真は、南さんの写真集「疾駆!」をもらってよろこぶ友永和秀テレコム動画部長(に、つっこむ会長様)。
この後、二次会に焼き鳥屋へ出かけ、2時過ぎまで飲みあかしたということです。
今年もめでたしめでたし........、な訳ありません。追悼ばかりではね。
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金田イスケの妹さんからお歳暮を頂いた。静岡の「三ヶ日みかん」である。おいしい。一箱あるが、獰猛なアニメーターの巣である我が社では三日も持たないであろう。それにしても感謝感激。
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「ドナウ児童青少年演劇日本公演2009」というものの一環で池袋の東京芸術劇場小ホール2へツイロカ・パペット・シアター(ハンガリー)の公演「青い服着た女の子」を観賞に行きました。約50分の舞台はアニメーションの投影あり、人形芝居あり、三人のアクターが演じる愉快なパフォーマンスでありました。白い扇を拡げたところにアニメーションの白い鳥が写る瞬間が特にきれいでした。
怪物の切り紙造形がなかなかユニークだったり、主人公?の青い服の少女の玩具などデザイン、彩色、アニメーションをホルヴァット・マリア監督がやっています。この公演も本人からのメールで知ったのだけれど、もっと早くに連絡くれればアニドウでも一公演やってもらうことにしたほどの楽しい舞台でした。見逃した人は残念。
さっと帰ろうとしたら、子供達と出演者の交流があるというので、残って僕も挨拶をすることができました。「ホリ・マリのお友達ね?」と連絡が言っているのにはびっくり。
しかし、ホリマリなんて略すんですねえ。ラヨシュ・ナジはラヨナジか。次回のハンガリー旅行では「なみ・たか」と呼んでもらうかな。


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MKさんよりお歳暮に大好きな煎餅を頂きました。僕が世界一(他の国に煎餅があるかは知らねど)の煎餅と認定する荒井薬師前「味好堂(みよしどう)」の厚堅焼です。いやあ、うれしいですね。一度社員に配ろうとテーブルに載せたのですが、品物の表記を見て、あわてて隠しました。セコいけど、それだけ大好きということであります!
そういえば書き忘れていたけど、12日にも大阪から来社してくれたはぎやんにももらっていたのだった。萩田くんもありがとう。
みなさんも来社の手みやげ、お歳暮はこの煎餅にしましょう。ホントに喜びます。
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角川くんのちょうど一周忌に追悼上映会を開催できて幸運でした。

最近この芸能小劇場ホールはなかなか予約するのが不可能に近い感じなので、半年ほど前にこの日のキャンセルがあったのはありがたかった。彼が亡くなって2~3ヶ月は遺品の整理を優先しなくてはならず、とても偲ぶ会などを企画している場合ではなかったので。本当はもっと盛大に「アニドウ葬」とすべきだろうが、肝心のたよりになるスタッフが故人その人なんだから、こりゃ出来ません。

故人の功績からしたら小さい会場でしたが偲んで集まった友人は多彩でにぎやかでしたので、故人も喜んでくれているのではないかと勝手に思っています。福岡からはアニドレイ2号を自称する五味伸一くん、名古屋(瀬戸)からは、かのセメダインボンドの作者はらひろし医師、大阪からはかつてのHAG副会長にして漫画家の萩田憲司氏が参集してくれました。故人の親友須藤隆氏、高山宏氏も来てくれたし、お母様他ご親族も遠いところをご足労頂いたのはうれしいことでした。

中でも一番うれしいことは、片山画伯によるオリジナル・ポスターでなんとB全、B2の各5枚の出力がロビーに張り出され、一挙に華々しくなりました。素晴らしい出来でmなんでも本日の朝に描き上がり、大学のスタッフが彩色処理したものということです。惜しむらくは数週間前に出来て案内ハガキに使えたのですが。七回忌にでも使うことにしましよう。

開場前にとんだミスが判明。角ちゃんの記録ビデオを昨晩編集したのですが、開場前の機械チェック時にその映像がテープにないことが判明。どうやら誤って消してしまったようで、一旦はあきらめたものの、やはりどうしても上映したいと思い、6時半から準備をほったらかして荻窪に戻ることにしました。このおかげで開映が遅れてしまいましたが、JRの休日快速運転のおかげで予想より早く戻れて一安心。約5分の遅れでスタート。40年間こんな綱渡りみたいな進行で、いつまでも余裕がありません。

 さて、肝心の上映は、まず「横田基地祭りの角ちゃん/1981.8.31」という16mm記録フィルム。撮影はアニドウ顧問の故・杉本五郎さん。住まいの近くの横田基地の交流イベントに角ちゃんを誘って行った時の撮影で、ほとんど米軍の飛行機が写っているだですが、1カットだけ角ちゃんがカメラ目線で笑うショットが入っています。サイレントでそれだけのフィルムだけど、良い笑顔なので上映しました。

続いて、角ちゃんの好きなSF・怪奇・モンスター映画の予告篇をたくさん上映。大好きだった「キング・コング」に始まり、「シンドバッド七回目の冒険」「アルゴ探検隊の冒険」「放射能X」「カニ怪獣の襲撃 Attack of the Crab Monsters/1957」「恐怖の谷」「吸血鬼ドラキュラ」「電気人間 Man Made Monster」「空飛ぶ悪魔 flying Serpent」「コンガ」「ジャックと悪魔の国/1962」「恐竜時代」、そして最後にコマーシャルフィルムに使われた「キングコング/フォルクスワーゲンCM」という予告編大特集でした。続いて「ジャスパーとトランペット」Hot Lips Jasper(退色していて残念)を上映し第一日終了。

休息後の第二部は、録画し直してきたビデオ「アニドウ40周年記念パーティの角ちゃん」。2007年の宴会で壇上にあがって思い出を話してくれた時の2分間の記録です。

「うん、(ぼくが)アニドレイ1号」という角ちゃんの声を聞く事ができました。

続いて、スチル写真を見ながら、ゲスト4名を迎えて思い出語り。

飲んべえだったエピソードや、いかにやさしい人だったかを各人の記憶の中から、声帯模写まじりで笑いながらのトークは1時間を超えてしまい、あおりを食って「霧につつまれたハリネズミ」はカットされることに。

「ベティの家出」Minnie the Moocher から上映再開。バッグズ・バニーの「ペコスの怒り」High Diving Hare 、最後にアヴェリーの傑作「ハマチュアナイト」Hamateur Nightで、笑いながら終映。

笑ってばかりの追悼イベントでしたが、角ちゃんに相応しいといえるのは間違いないでしょう。

片山画伯入魂のポスターをご親族に配って、居残り約20人で打ち上げ会場へ。年末で込み合う飲屋街で初めて利用する「魚せん」はスタッフS嬢が苦労してみつけた場所。民家を改造した飲み屋で、さしみの旨い店でした。0時過ぎ、荻窪へ移動して「ばあど屋」で二次会。2時を過ぎる頃には数名がコックリする状態に。角ちゃんならこの辺でそろそろ酔って逆らいだしている頃。遠来の4名はアニドウ御用達しのホテル・アミスタへタクシーで、友永氏は僕の部屋へ、映写で大活躍の西川口くんはサウナ「なごみの湯」へそれぞれ散っていきました。お疲れさまでした。


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青山のこどもの城でハンガリアン・フォークテイルズの特製日本語上映が行われました。
今日は「少年の見た夢」で、児童十数人が観賞。なかなかの好評でした。

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昨日の日記に無知をさらしたので訂正を。と言いつつ、お気に入り写真をもう一枚。
無知-1 新車両は、グレーではなくシルバーというものだそうで失礼しました。曇りだったので、くすんで見えたようであります。
無知-2 車両は新潟トランシス(旧新潟鉄工)で製造されたもの。ドイツ・ボンバルディア社の技術提供により同社のブレーメン形を基にライセンス生産したもの。類似のものが、高岡市の万葉線でも、岡山でも走っているということに、調べてから知りました。行き先が増えてしまいます。一編成価格は約二億六千四百万円とか。オリンピックはいらないのでその分で東京に買ってほしいです、石原さん。
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富山に来たのはおいしい寒ブリや海の幸目的ではなく路面電車のためなのです。朝飯も食べずに、ホテルの裏側へまわり、新設されたばかりの環状線「セントラム」の線路伝いに(まだ車両は運行していない)、現役の富山市内軌道線「丸の内」駅へ。とりあえず、「大学前」の終点まで乗りました。車両は古くてゴトゴトしていてまことに楽しい。
同行しているアニメーターK君が「なぜ終点まで乗るのです?」と訊くので、答えに窮す。楽しくないかあ!キミは..??!
終点から同じ車両で、反対側の終点「南富山駅前駅」へ向かう。そこでしばらく撮影していたが、雨が大粒になって来たので降るので帰ろうとした時、駅舎の線路の向こうにおしゃれな車両を発見。しかも発車準備中のよう。こ、これは今月下旬に運行開始になる新しいセントラムそのものではありませぬか!
色は、黒、グレー、白の三台で、これまでのケバケバしいチンチン電車とは大違い。
もちろん出発するまで、待ちました。いやあ、おしゃれな車体ですねえ。
あまりにもおしゃれで、富山では浮いているような...(いや失礼)。
こりゃあもう路面電車というよりLRT(Light Rail Transit)と呼ばんといけんねえ。
どうやってもチンチン電車とは呼べませんなあ。今日乗車できないのは本当に残念。運行開始する月末にでも出直そうかな。

それではこちらに乗りましょうと北口へ。セントラムとほぼ同じドイツ製車両が現役で走っています。北口から富山港までほとんど直進で結ぶポートラムでありますが、この線は95%程度も専用軌道なので路面電車というより、本来のLRT(軽量軌道交通)で新交通システムという方が正確な感じ。スピードも早いし、近郷電車ですね。
僕の好みは人が周りをうろうろできる、狭い意味でのトラム、正真正銘の路面電車が好きなので、ちょっと微妙に興味がズレるのです。
しかし、これまたカッコいい車体です。こちらは一台ずつ、白基調のボディに、赤、黄緑、オレンジ、ブルーなどの線が入ったカラーリング。
なんで純正の日本製でここまでおしゃれなデザインが出来ないかなあ。それにしても、自然に街になじむ美しい工学デザインです。やわらなかカーブだけでなく、車体に周りの風景を適度に反射させることも考えられているんですねえ。だから、擬態する生物のように風景にするっと解けこむのではないしょうか。東京でも負けずに早く導入すべきです。

寿司の名店「寿司栄」で昼めしを食べた他は、一日中トラムを追いかけることで出来て、楽しく過ごしました。いやあ、飛騨メルヘンアニメ映像祭は最高です!
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昨晩さんざん飲んだので、今日は珍しく早起き。と、いってもやることもなく有名な朝市をウロつくけれど、ここも何回も来ているので何も買わず。
11時になってやっと動きだし、車で人里離れた飛騨世界生活文化センターへ。
ガードマンに適当な言い訳をして、建物裏手の駐車場へ直進。我がもの顔で進みます。
昼前からは地下のレストランで交流会。地元の名士がそろう中、おいしい幕の内を頂く。今回からは着席になったけれど、周りは名詞を持ち出し、自己紹介に回る人が続出。同じテーブルに「つみきのいえ」の加藤久仁生氏がいたので、にぎやかでしたね。

13時あたりから清水ミチコ・オンステージ(高山市出身)!先日テレビの「ソロモン流」で拝見したばかりのナマステージが見られるとかうれしいです。このさいアニメと関係ないということはさておき。続いて授賞式。今年のグランプリはお友達のジェローム・ブルベス氏の「マスク」。ちょっと映写が暗かったのが残念。賞金100万円を分けてほしいと何回もアピールしたが、やはりくれなかったなあ。賞金額を決めたのは僕なんだが!(関係ないか)
この長時間にわたるゴッタ煮のイベントの最後(トリ)には加藤久仁生氏をはじめ、野村辰寿、稲葉卓也、坂井治の監督4名のトークショーが行われた。でも時間があまりないので、話しはマキ気味。司会のおねえさんの質問が答えとかみ合っていないのも愛嬌でありました。

16時半には終了し、知人のみなさんに挨拶をして我々は一路、富山に向かって行ったのであります。

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とうことで、二年ぶりに「飛騨国際メルヘン映像祭」に参加するために、レンタカーで高山へ行きました。松本近郷ではビデオカメラマン兼ドライバーのNEKO氏推薦のそば処「唐松」でうまいそばを食べ、阿房峠を抜けてからは平湯温泉の立ち寄り湯に入り、夕方高山に着いた頃には疲れ気味。
しかし、歓迎会が行われるというので飛騨ホテルプラザに参上。
主催の飛騨コンソーシアムの統括者六角裕治氏の挨拶に続き、審査委員長小田部羊一さんのご挨拶、片山教授などなどお歴々のスピーチが続く中、僕はひたすら牛肉を食べておりました。

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自称希代のコレクターである私は、オープロ社長をしつつコレクションを採りに行くのであります。
ネットで先週落としたアイテムはまんが版「やぶにらみの暴君」。ジャンク品なのでボロボロだけど今まで持っていなかったもので、きれいな品が手に入るまで我慢しよう。
昭和30年、中村書店発行で定価150円なり。描き手はダンボなどディズニーまんがも出している渡辺邦男。
なかなかオリジナルの雰囲気が出ているマンガ化で、うまい人ですね。
いよいよアニメミュージアム設立が近づいたような氣がします??

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