会社(オープロ)の新人アニメーターがファンだというので「仮面ライダーディケイド」を見ていた。(本当は僕は自分が似ているので水嶋ヒロの出ている「仮面ライダーカブト」のファンである)ゴージャスにCG合成もあり、たくさんライダーは出てくるけれど、ディケイドはちょっとつまらない。なんだかドラマが薄いのは役者が薄いせなのか。昔風のこってりとした役者はおヨビでないのか、みな死んでしまったのか。そんな中で孤軍奮闘なのは写真館の親父、石橋蓮司。時代劇などで狂気のある役など存在感があります。彼が劇場版で死神博士をやったというので興味あるけれど、ちょっと見逃してしまった。僕にとって死神博士といえばやはり故天本英世。以前に有楽町で見かけた時に、意味もなく後を付けてしばらく歩いたものです。天本英世といえば20世紀スペインを代表する劇詩人ロルカ。天本さんがこぶしを振り上げて朗読する姿をテレビでは見た事がある。そうして覚えたロルカという詩人の戯曲を知り合いの人がスタッフで公演するというので横浜にでかけることにした。
TPTシアタープロジェクト・東京の「血の婚礼」。
馬車道駅から歩いてちょっと迷いつつ、劇場に到着。
BankART Studio NYK/NYKホールは改造劇場である。元日本郵船の倉庫は改造され、日本の平和を守る劇場として戦っている、らしい。
「血の婚礼」は実際に起きた殺人事件をもとに、運命と闘う人間の本能の叫びを独自の詩霊で築き上げた、詩と音楽のシュールな世界、とのこと。
若い人たち中心で熱演の舞台でしたが、そんな中で主人公の母親役の大沼百合子さんが本当の主役でしょうか。存在感のある役者さんです。
終わって腹がへって帰路をとぼとぼ歩くとなぜかとつぜんスペイン料理店出現。しかたなく入りました。
コメントする