日本アニメーター・演出協会 (JAniCA)の副代表でもある神村幸子さんから電話あり。
「国立メディア芸術総合センター(仮称)」について意見を聞かれました。彼女のブログなどでも書かれているとおり、「アニドウなど民間団体の意見も取り入れて、本当に魅力のある展示をしてほしい」という報告もありました。有りがたや。
この電話で、この企画やそんな機運にたいしてなんらかの反応をしないとなあ、という気にさせられた次第。
ここのところ、アニメーションそのものもつまらなくなったような気がして、先輩なんかも亡くなる人が多いし、なんだかやる気が失せていたところですが、この連絡を受けてそれではいけないと奮起する気になりました。
なにかやるにはキャラクターが目立っていかないといけないご時世ですが、それもなかなかエネルギーのいることで、どれだけ出来ますか。すねに傷持つ身ですので、目立つとあることあること言われちゃうから、いやなんですよねえ。唐沢センセなんか良く平気なフリしているなあ、繊細なのにね。
だったら、僕はもうちょっと大丈夫かも。
「真の(?)アニメーション・ミュージアム設立に燃えるなみきさん!」という変なキャラを看板にしないといけないのでしょうか。
2チャンで「アニメ資料で豪邸を建てたN」とか出来ても、楽しみに出来るかな。週刊新潮ならさしずめ「もりやすじ、政岡憲三を食いものにした自称アニメ歴史家Nの転落」とか、いいですね。それはさておき...。
正式?には後日、ホームページに特設ページを設けるつもりですが、いまのところのアニドウの基本方針は....たぶん..
1)アニドウの考えるミュージアムは小さくとも独自に作る。
2)その上で他の施設、海外、メディアと協力する。
3)練馬区地域共存型アニメ産業集積活性化計画、杉並区の諸政策、国立メディア芸術総合センターについては多大な期待はしないものの肯定的に協力する。(意見を聞かれれば、役に立つことを具申しますが呼んでくれないなあ。ちっとも有名じゃないからだな。)
4)これまで以上に宣伝、他のフェスティバルへの協力、出版活動を推進する。
といったところです。
この他、思いつくことなどをメモ代わりに。
今回の「国立メディア芸術総合センター」という名前がものものしいですね。
こちとらただの「漫画映画」収集家だから。驚いたことに「映画」はフィルムセンターで所管するから関係ないそうで。
なるほど、目新しいものだけにするんだから、うちとバッテイングはしないなあ。うちはレトロですからね。
117億円という予算で、箱が100億円かかるらしいのですけれど、アニメーションだけでも17億で中身はできませんよ。維持も。
アニメーターのためのホールやスペースを望む声もありますが、それはやはり杉並か練馬にないとねえ。お台場は展示場でけっこうです。
映画、アニメーション上映用(フィルムで!)のシアターがほしいけれど、それもやっぱり中央線か新宿に欲しいですねえ。お台場はちょっと使いづらいですねえ。あんなに電車賃がかかる場所には実際アニメーターはいけません。
「拠点にする」とか「ジャパン・クールを発信する」「産業を育成する」とか、かけ声はいいけれど、具体的に何をやらなきゃいけないか、解っていないひとばかりが文書をひねくっているようなのでどこの計画も空虚です。
アニメーターが何を求めているか。フィルムの整理、資料の収集とはどれだけの作業なのか。ちゃんとしたキュレーターの育成も視野にいれたプランをたてる気はないのでしょうか。ないでしょう。
ここまで大きくなったメディア芸術とやらは、たしかにアニドウの手に余ります(当たり前)。
そう、最先端のデジタル芸術は、国立メディア芸術総合センターにおまかせしましょう!
地域の良い子のための「アニメふれあいミュージアム」は杉並と練馬におまかせです!
アニドウは、そうですねえ....見向きもされないレトロな漫画映画を研究、収集するミュージアムを目指しましょうか。それにちょっとだけ国際交流を足して。観光客はいらない閉鎖的な施設を目指したいものです。
近日中に新しいコンセプトをまとめますのでご期待ください!いやあ、まじめにそろそろ作らないとなあ。
誰か100億ください!いや、117億おれによこせよ、文化庁!!!
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