2009年3月アーカイブ

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杉並区の紹介でTBSデジタル番組制作部より取材あり。「ニューズバード」というやつで、ほらケーブルとかCSとかで30分の繰り返し放送を何回もやるやつです。
なんでも4月からデビューの新人キャスターの自己紹介ということで、アニメに挑戦!という体験レポートなのだ。
 著作権での問題がないように、わざわざネコの走りの原画を才田氏に描き起こしてもらい2時間あまりを使って新人松沢嬢に体験していただいた。右端にたつ講師は、M野くん。急な社長命令だが熱心に指導しておる。しかし、指導しすぎて、けっこうまともな作画になっているので、「ちゃんと指導するな」とまた社長がわめく。「へちゃむくれな絵になってないと、オチがつかないだろー!」と勝手な事をいう社長ではありました。いや申し訳ない。放送は4月はじめだとか。
しかし、TBS本体は昨晩「変わります!」とかいってドミノ倒しをやって騒いでおったが、フジテレビみたいで、お先まっくらという感じ。誰も言わないのね?もう少し知的な局のイメージだったが。
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日記をどんどん更新しようと思ったら、なんの罰か指の先が痛くなり左右数本の第一関節が曲がってきてしまった。指のきれいなのが自慢?だったのに....。
10年ほど前に右肘の手術をしてもらった高円寺のK整形外科にいったけれど明確には何かわからず、レントゲンと血液を抜かれて検査することになった。いつもの先生ではなく若い方の代理であった。塗り薬と炎症抑えの薬を処方してもらったが、すっかり気落ちしてしまい、このまま手が使えなくなるんじゃホームページの改造などはむろん、出版やビデオ制作など全てにわたって作業がストップしてしまうと落ち込んでしまう。なにしろ僕は悪筆で、自分でもワープロ文字でもなけりゃ読めやしない。だからパソコンの初期から使っていたのに。
通院ついでに、もうひとつかかっている吉祥寺の前田内科へいくことにした。
こちらは腸の具合を見てもらっている所で、そっちの症状は変わりなく、整腸剤などをもらう簡単な診察に行ったもの。ところが、指の症状を話したところ、ずばり「これはヘバーデン結節という有名な症状です」と断定し、うれしいことに「良性の変形性関節症です」と付け加えてくれた。
これで気分はかなり持ち直したものの、K整形外科への信頼はゼロに。
第一に具体的な病名を言わなかったことがよくない。(判断に迷うようなものではないほど特有の症状があります。たとえば第二関節には出ない、左右同時に出る、とか)
第二に、進行の見込みを言ってくれなかったことが最悪。前田先生に「良性」と言われるまで、本気でタイプ打ちのスタッフを雇うか、活動縮小か考え込みましたがな。「ヘバーデン結節」は他の関節にまで広がるようなことはなく数年のうちに症状は落ち着くという。なんだよ、一時のがまんでいいのか。もっとも指は曲がったままらしくて、かつての美しさは失われるらしいが。まあ、使えりゃいいじゃないか。

そんなわけで、内科の先生に整形外科の正確な診断もしてもらったという話しですが、実はこれ2回目。
6年前に大宮のZ医大病院で胆のう摘出手術を受けたのだが、術後の調子が悪いので同病院で二ヶ月もああだこうだと見てもらったことがあります。狭心症じゃないかと心拍メーターを24時間つけたり、さんざんテストしてみて原因不明だったので、見切りをつけて他に見てもらうことにしたのです。奪ってきたレントゲンを前田内科に見ていただいたら、瞬時に腸の狭くなっていることが原因と診断がくだりました。レントゲンに写っていたのです。

そして今回のことで、今僕はこの前田内科に全幅の信頼をおいているのです。
吉祥寺周辺の人は何かあったらここに行くといいでしょう。

前田内科・胃腸科
武蔵野市吉祥寺本町1-34-18 丸山ビル1F TEL.0422-29-7557
診療科目 内科・胃腸科・外科・各種検診

教訓として言えるのは
1)小さい頃からのなじみや、手術した所だからと病院全体を信じない
2)なんだかなと思ったらすぐセカンド・オピニオンを聞きによそへいく
と言う事でしょうか。

ちなみに前田先生はひこねのりおさんの親戚で、だから病院のマークもひこねさんのイラストなんです。
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トルコ語で烏賊を意味するKaramarの化身、カラマールくんは今日もお客にからんでいる!
さて東京国際アニメフェアも最終日。うちのブースの番はスタッフにまかせて、僕は関係各所をうろうろ。オープロも所属しているアニメーション事業者協会のブースを訪問し、キャラ丸くんを撮影。30分のアニメになって、今月トリウッドで公開されます。よろしく。
国際アニメフェアは参加する意味があるのか?真剣に検討しないといけない時期です。
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下駄は出て行け!(の意?)

僕の師匠でもあるアニメーター・故小松原一男が功労賞を受賞したので、未亡人を差し置いて賞状とトロフィーを受け取りました。

今年の受賞者は他に下記のような方々。


■プロデューサー別所孝治 (故人)/原作者赤塚不二夫(故人)/藤子不二雄A/監督笹川ひろし/美術監督小林七郎/作曲家高井達雄/音響効果大野松雄/声優八奈見乗児


図々しく見える僕も此の方々の最後に挨拶するのはかなりのプレッシャーでした。ちゃんとした靴も持っていたんですけれど、あまりのプレッシャーについ下駄でいいか、と思った次第。上着をちゃんと着ている上に、靴まで履いては見違えすぎてしまうので、故人があの世から見に来て見分けがつかないといけませんからなあ。

緋毛氈を見ると1979年の上映会「日本漫画映画の父/政岡憲三映画の夕べ」を思い出します。あの時は安田生命ホールの舞台に上がろうとして「そこの下駄の人!緋毛氈を歩かないで!!」と怒られたものです。主催者なのに....。

今回は主催者でもないのに怒られないでよかったなあ。もっともそんな奴は想定していないので、スルーしただけか。似合わないことは確かですね。

次回の代理受賞の時には新しいスタイルにしましょう!誰の代理をしようかな?

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なんか文句あるのか、というような態度の出展者で人気のブースです。国際アニメフェア一日目オープン。斜め前がジブリなので、知人が休みにくる絶好のロケーション。ついでにディズニー関係者も来て。ナミッキーを写メールしたり。
商品は売れないけれど、ひさしぶりに顔を見る来場者と、やあやあやっているうちに閉展。
ほぼ徹夜で準備したでっちあげDVD「世界のアニメフェスティバルVol.1」も3枚売れ(知人に強制)、眠くてぼろぼろになりながら荻窪へ戻り、食事後サウナ湯〜とぴあに入り爆睡しました。もう、イベント時でも徹夜は無理な体だと実感。むかしぁ〜、肝心な時にはがんばることができてイベント体質と言われたものですがねえ。
(写真は杉並区のてくてく×なみすけライターさんの取材をうけるN)
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明日から始まる東京国際アニメフェア2009の搬入に行ったついでに、功労賞を受賞する小松原一男氏の原画展示コーナーをのぞく。案内図に記載なく、案内係も誰も知らないというので、会場内をウロついて探すはめに。とても解りづらいというか、ほとんど無視されているような位置にこの賞の存在感のなさが如実だ。それでももらうのはうれしいことだが、他のジャンルの人たちとごちゃごちゃなのは、どうなの、と思う。アニメーターにこそ、今はもっと光を当ててほしいです。

結局、年々ショボくなっていく展示は日本動画協会のブースH-14の中にありました。

資料はアニドウから(「わが青春のアルカディア」ポスター原画はオリジナル、特に「キューティハニー」の原画は僕の担当動画のカットです)、解説パネルも、紹介文、フィルモグラフィー、キャッチコピー、英文など全面的に僕とS嬢が書き直した力作なのでアニメフェアにご来場になるもの好きな人はぜひみなさん見に来てください。

とは行ってもこの展示のためにアニメフェアに来場する必要はありませんよ。


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アニドウは直接関係ありませんが、オープロダクションが1話のほとんどの原画を担当している「こんにちは アン ~Before Green Gables」の完成記念試写会が、カナダ大使館で開催されました。
NFBの作品の貸出で何十年にもわたりお世話になったこの場所に、まさか日本の関係した作品の試写で来るとは妙な感じです。
関係者御挨拶の後で、谷田部勝義監督とアン・シャーリー役の日高里菜さん、主題歌の井上あずみさんが登場しOPを初披露しました。1週間くらいまえまで作画をしていたのでオープニングに色がついていて感激。
作品は.....え....と。最近の世界名作シリーズの中では力作と言っていいのではないでしょうか。
「ポルフィー」は1話しか見なかったけれど、これは最後まで見てみたいと思わせましたよ。
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オープロやらアニドウも毎年協力しているアニメーションフェスティバル in 杉並2009が開かれて今回の目玉のリアル・なみすけが登場した。前回はアニドウが制作した「これが匠塾だ!」ビデオが目玉だった?が、今回はすみっこでも上映もなし。とほほ。
入場者数は過去最高を記録したそうで、両日合計13,011人とか。それほど混雑した印象がないけれど、それは案内と誘導がうまくなって運営がこなれてきたということか。
いずれにせよ、地域の良い子とお母さんが楽しむイベントとして定着したと評価できるでしょう。
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今我が社はゴミ、じゃない貴重なお宝フィギュアで埋まっている。
仕事に支障をきたしているが、みな我慢しているところだ。
そのうち、いらない物は売り払ってみんなでご飯を食べようと思っている。
ありがとう角ちゃん。

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